江戸時代にタイムスリップ!? 日本最大の禅寺「妙心寺」
甲子園球場の8倍という広い敷地に、46もの塔頭!
妙心寺は、京都市右京区花園にある、全国に3400もの寺院を持つ臨済宗妙心寺派大本山。平安京の北西部を占める位置にあった花園離宮を禅寺に改めたもので、1337年(建武4年)に花園法皇が関山慧玄を招いて開山。慧玄が師である妙超の名の一字をいただき、その心を継ぐとの意味で「妙心寺」と名付けられと言われています。
JR山陰本線「花園」駅から徒歩5分。最初に見えてくるのがこの「南総門」です。
お出かけ時期、雰囲気等の参考にしていただけたら嬉しいです。
※仁和寺から下って来る方は「北総門(反対側)」に辿り着くようです。
門を入ると、石畳の道が四方に長く延び、白い壁と静かな境内が広がります。
まるで時代劇や大河ドラマの舞台にタイムスリップしたような景色が延々と続きます。
広い境内には、重要文化財がたくさん!
写真は、妙心寺(境内)のほんの一部です。
南総門から入り、すぐに見えるのが、三門ー仏殿ー法堂。
突き当たりに見えるのが「大方丈(おおほうじょう)」。
境内のほぼ真ん中に位置する「大方丈(おおほうじょう)」は、1654年(承応3年)に建てられ、重要文化財に指定されています。
こちらも重要文化財に指定されている「法堂(はっとう)」。8年の年月を費やして描かれたという鏡天井の雲龍図が見られます(有料)。
仏殿&法堂。法堂の雲龍図は、2007年の「そうだ 京都、行こう」のポスターになっています。
法堂から大庫裡にかかる廊下。この下を自転車で普通に通り抜ける人をたくさん目撃します。
こちらは一般公開されていない「霊雲院」。書院内にある縮小式蓬莱枯山水は、史跡名勝に指定されています。
※坐禅会等の例会時には、参加者は庭園を見ることができるそうです。
境内は拝観できませんが、前庭の色鮮やかなサツキが美しい「慈雲院」。
南総門そばにある「龍泉庵」。通年非公開のお寺ですが、たまに非公開文化財を特別に公開する時があるようです。
年間を通して四季を感じられる「退蔵院」の庭園は、枯山水の優美な名園です。
江戸時代を忍ばせる石畳の道を普通に自転車で通り過ぎる人々が… 初めて訪れた時は驚きました。
勅使門横の放生池にかかる石橋。
南総門前。 お侍さんが歩いて来そうな雰囲気です。
とてつもない広さということが分かる境内図。
写真は2014年11月に撮ったものです。
広大な敷地に46もの塔頭寺院が立ち並び、見どころいっぱいの妙心寺。敷地内を歩いていると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのようでワクワクするかもしれません!
四季折々の華やぎを感じられる庭園
妙心寺 退蔵院へ!
参考・参照
▷ 京都花園 臨済宗大本山 妙心寺参考・参照
▷ 退蔵院|京都 妙心寺