実は見どころの多い寺院!柴又帝釈天
病気平癒のご利益を求め、浄行菩薩には順番待ちも!
柴又帝釈天は、葛飾区柴又にある日蓮宗の寺院の通称で、正式名は「経栄山題経寺」というそうです。
病気平癒のご利益があると言われ、地元民に愛されてるだけでなく、寅さんファンも訪れる為、休日は参道を含め大変な賑わいをみせます。
柴又帝釈天は、それほど広くは感じませんが、実は帝釈堂の裏に内殿・大客殿・邃渓園などがあり、見所の多いお寺です。
お出かけ時期や、雰囲気の参考にしていただけたら嬉しいです。
柴又帝釈天の二天門。帝釈天というのは、仏教の守護神である天部の一つでインドの神様のこと。
二天門の木鼻(唐獅子)の彫刻。
真下から見ると迫力があります。
帝釈天の見所の一つ、二天門の木彫り彫刻。
細部にわたって精巧で緻密な木彫り彫刻は「帝釈堂彫刻ギャラリー」でたくさん見られます。
写真は、柴又帝釈天(境内)のほんの一部です。
境内に入り、正面に見えるのは帝釈堂。
入ってすぐ右手にはお札や御守の授与所が。ずっと「男はつらいよ」のイントロだけが繰り返し流れていました。
二天門をくぐって左手… 奥に見えるのが「浄行菩薩」。
この世を浄化し、人々の罪や穢れを洗い清めてくれる菩薩様。
帝釈堂の左手には見事な松。三方に枝を広げる樹齢数百年の「瑞龍の松」といいます。
毎年、この松の根元に日本酒を流し込む「松の御神酒あげ」が行われるそうです。
帝釈堂にも見事な木彫が…
授与所の並びには、とても古くて渋い「おみくじ箱」。
境内右手奥には、2体の観音菩薩像。
富士山本宮浅間大社の大宮司が奉納したとされています。
帝釈堂の右側に彫刻ギャラリーの受付があります。
関東一の鐘楼と言われる「大鐘楼」。
映画「男はつらいよ」にも必ず登場するこの鐘の音… 朝6時・12時・18時と1日3回聞かれるそうです。
写真は2015年と2016年に撮ったものです。
テレビや映画で見ることの多かった柴又の帝釈天でしたが、このお寺は「彫刻の寺」と言われるほど境内のお堂が木彫り彫刻で飾られていて、彫刻を見る為に訪れる人もいるようです。お参りしてすぐに帰らず、帝釈堂奥にも行ってみてください!
参考・参照