廃墟となったアパート群・岩手県の松尾鉱山跡地
雲上の楽園と呼ばれた松尾鉱山跡地を近くで見れる場所
- 東北
- 2016.10.6 作成
雲上の楽園と呼ばれた松尾鉱山跡地を近くで見れる場所
松尾鉱山跡地は、1969年に閉山された岩手県岩手郡松尾村に存在した鉱山で、一時は東洋一の採掘量を誇っていたこともある、とても大きな鉱山(ひとつの町)でした。
現在は「緑ヶ丘アパート」という廃アパート群が残っているのみ。
お出かけ時期、雰囲気等の参考にしていただけたら嬉しいです。
県道23号沿いに「緑ガ丘」バス停があり、そこから10分ほど歩くとアパート群が見えてきます。
1945年の終戦直後に最盛期を迎え、この11棟の緑ヶ丘アパートが建てられたそうです。
以前は、学校や図書館、病院までがあった大きな町でした。
御在所休憩所に、最盛期の松尾鉱山の写真が展示されています。
八幡平市松尾鉱山資料館でも更に詳しい展示がされているそうです。
2本の煙突のある建物は、アパート全体に暖房を供給するボイラー棟。
当時このアパートは、光熱費などは無料だったそうです。
当然、建物内は、立ち入り禁止です。
既に70年以上経っている建物ですので、崩壊の危険もあり立ち入り禁止。
道路側からの見学(写真撮影)だけにしてください…!
こちらは八幡平アスピーテラインの中腹から見える松尾鉱山跡地。
一番奥のアパートの外壁の傷がハートの形に見えます。
廃墟にハートマーク… なんだか不思議な光景です。
写真は2016年10月に撮ったものです。
数年前まで学校や体育館も残っていたそうですが、立ち入り禁止にも関わらず、サバイバルゲーム等をする人が多く(BB弾が散乱していたそうで)、2013年に取り壊されたようです。
参考・参照
▷ 八幡平市松尾鉱山資料館