美しい湖畔を散策しながら森林浴も!大沼自然研究路
春は湿原植物観賞、秋は燃える紅葉鑑賞で大人気!
- 東北
- 2016.10.19 作成
春は湿原植物観賞、秋は燃える紅葉鑑賞で大人気!
秋田県・鹿角八幡平(かづのはちまんたい)を代表する景勝地「大沼」。沼の周囲には木道が整備され、ブナ林に囲まれた自然豊かで静かな空間の中でたくさんの湿原植物を観察することが出来る人気スポット。紅葉シーズンは10月中旬で、黄金色に染まる湿原の草紅葉と、燃えるような山と湖面のコントラストが素晴らしい紅葉名所の1つです。
大沼のすぐそばにある「八幡平大沼茶屋湖」。大沼を眺めながらランチを楽しむことができます。
お出かけ時期、雰囲気等の参考にしていただけたら嬉しいです。
道路(アスピーテライン)を挟んだ向かい側にあるのは八幡平ビジターセンター。八幡平動植物に関する展示や映像を見ることが出来、パンフレットもこちらで手に入ります。
週末には、スタッフによる大沼ガイドウォークが開催されています(冬期は閉鎖)。
八幡平ビジターセンター横の紅葉が、とても鮮やかで有名。紅葉時期の撮影スポットになっています。
湿原に設置されている木道は、入口から300mほどまでは幅が広く、車椅子の利用も可能。
こちらは八幡平大沼茶屋湖の脇から入る入口。※例年、7月〜8月頃にかけてツキノワグマの目撃情報が多くなるそうです。
熊との遭遇回避の為『熊鈴』の携帯を強くおすすめします! ※熊鈴はビジターセンターでも購入出来ます(1,000円)
湿原の中に長く伸びる木道。道の先に何が見えてくるのか、ワクワクします。
10月20日頃の紅葉の様子(2016年)。 ※地元の方によると、山はピークを過ぎているとのことでした。
入口から右回りに歩くと、湿原エリアから山側の遊歩道に入ります。
山は、オオシラビソやキタゴヨウの針葉樹と、上部斜面のブナやミズナラの林で構成されています。
少し高い場所から見る大沼。光が当たると美しく輝きます。
新緑の頃もどれだけ美しいだろう… と期待が膨らむ遊歩道。
春には多くのハイカーで賑わうそうです。
山側の道が終わると、また湿原エリアに入ります。
反対側から見た大沼。 ※八幡平ビジターセンター前の駐車場が小さく見えます。
山の上に見えるのは秋田八幡平スキー場のぶな森ゲレンデ(左)とトド松ゲレンデ。
大沼茶屋湖のちょうど反対側。この辺りで全体の2/3ほど。その先、ビジターセンターから見て左手にも大沼湿原が広がります。
湿原には、ミズバショウ・コバイケイソウ・ワタスゲ・イソツツジなど湿った環境を好む植物が生育し、春から初秋にかけて美しい花が咲き競います。
この先を進むと、ブナ林に囲まれた静かなキャンプ場があります。
ここから先、ビジターセンター(駐車場)には戻らず、大沼キャンプ場前を通り、後生掛温泉へ抜ける道を紹介します。
写真は2016年10月に撮ったものです。
森林に囲まれた美しい湖畔を散策しながら、湿原の様子や湿原植物を鑑賞できる大沼自然研究路。秋田八幡平トレッキングコース の中では比較的ラクに歩ける人気コースです。
ただ林に囲まれた道を歩く!
大沼〜後生掛へ抜ける道!
参考・参照
八幡平ビジターセンター
▷ 自然観察路ガイドシリーズ:大沼・後生掛自然研究路(100円)
▷ 森林セラピー基地 森と水の癒しの里かづの(ガイドマップ)
▷ 秋田八幡平総合案内2016