大自然の息吹を感じる!玉川温泉園地自然研究路
大迫力!噴気孔から音を立て吹き上がる噴湯と噴気!
- 東北
- 2016.10.20 作成
大迫力!噴気孔から音を立て吹き上がる噴湯と噴気!
玉川温泉園地自然研究路は、玉川温泉入口から続く噴気地帯に作られた歩道で、その一帯は天然の岩盤浴場としても有名。噴湯と噴気を間近で見れる、大変貴重な遊歩道です。
湯治目的で訪れる人が多いことで有名な玉川温泉。(高台の駐車場から撮影)
お出かけ時期、雰囲気等の参考にしていただけたら嬉しいです。
坂の途中に玉川温泉駐車場があり、100円で駐車できます。 ※この下に行ってもおそらく駐車スペースはありません。
まずは… この駐車場から見える「玉川温泉園地自然研究路」の全景を見てから… 下りてください。
どこか懐かしい雰囲気が漂う湯治のふるさと玉川温泉。左から大浴場・売店・東館。
湯の川を挟んだ向こう側にあるのは別館。手前には洗濯場があります。
売店前の道から玉川温泉園地自然研究路が始まります。一周30分ほどで歩くことが出来るコースです。
歩道の右側に湯川(源泉)が続きます。この辺りを「湯華樋」というそうです。
湧き出る源泉は、白煙を上げながら熱湯を噴き上げています。
大噴(おおぶき)と呼ばれる源泉から湧出した温泉水が湯川を流れて湯畑へ…
ゴザを抱え、地獄谷にある岩盤浴テントに向かう湯治客。
歩道に椅子を置き、噴煙をじっと眺めている人…
この大きな石は「北投石」という台湾の北投温泉で最初に発見された鉱物で、玉川温泉が日本では唯一の産地となり、特別天然記念物に指定されています。
岩盤浴に行かれる方は、ゴザ、枕代わりのタオル、汗拭きタオル、毛布、断熱シート、着替えなどを持って行くそうです。
ここの源泉は大噴(おおぶき)と呼ばれ、温度は98℃、PH1.2と、日本一の強酸性水が大量に沸き出しています。
茶色の屋根の建物が、地獄谷にある岩盤浴のテント小屋。
岩盤浴のテント小屋近くには、源泉の流れる川がいくつか流れています。
一番奥(焼山方面)に噴気孔エリアがあり、もくもくと吹き上がる噴煙の量が多くなってくるのが分かります。
轟音を発して水蒸気を吹き上げる噴気孔(ふんきこう)。風向きによっては灰色の煙に包まれます。
高台から見た噴気孔エリア。
高台に行くと、大きな石畳の歩道に変わり、少々歩きづらくなります。
岩盤浴の場所を探して歩く湯治客。
一周約30分。写真を撮ったりしていると、40分ほどで湯川(小屋)前に戻ります。
右側に見える薬師神社の鳥居前が、玉川温泉で一番放射線が出ていると言われています。
この道の先(奥)が、後生掛温泉に続く焼山登山道(片道3時間)になります。
写真は2016年10月に撮ったものです。
長期滞在の湯治客がいたる所にゴザを敷いて噴気に蒸されている様子は、ここでしか見れない独特の景色。こちらの歩道も全て舗装路なのでで、大沼自然研究路と同様、比較的ラクに歩ける人気コースとなっています。
参考・参照
▷ 玉川温泉 秋田県 田沢湖 効能溢れる癒しの湯治宿
▷ 玉川温泉パンフレット
▷ 秋の御散歩マップ(玉川温泉)
▷ 秋田八幡平総合案内2016