悲運の遊女たちを弔う…吉原弁財天
関東大震災で亡くなった遊女に思いを馳せ、弁財天に参る
関東大震災で多くの遊女たちが焼け死に、圧死し、溺死した場所… の一角にひっそりとたつ吉原弁財天。亡くなった遊女たちの供養をする為、1926年(大正15年)に建立された吉原観音像が、今もその不幸な出来事を悲しんでいるように思えます。
赤い神社幟(神社のぼり)が目印。
お出かけ時期や、雰囲気の参考にしていただけたら嬉しいです。
最近では、人力車のコースにもなっているようです。
赤い文字の名碑。
岩を積んだ山の上に立つ吉原観音様。
境内には、小さい磨崖仏やかわいらしい花が… がたくさん並んでいます。
関東大震災で溺死した人々の供養の為に大正15年に造立されたといいます。けっこうな高さです。
観音様の前に、線香が用意されています。
震災時には、多くの女性がこの場所にあったとされる池に逃れ、490人ほどが溺死した…と言われています。
不運な死を遂げた遊女たちを偲び、少し悲しんでいるような表情に見えます。
写真は2014年〜2016年の間に撮ったものです。
整備された境内で
吉原遊郭の歴史に触れる
参考・参照
▷ 吉原神社
▷ 神社境内案内図など