黒漆塗りが新鮮で美しい!江戸時代の学問所「湯島聖堂」
中国様式の聖堂で、江戸時代の学問所の面影を感じる
湯島聖堂は、1923年(大正12年)の関東大震災によりほぼ焼失した為、現在の建物は1935年(昭和10年)に再建したものだそうです。
石段を登り、杏壇門(きょうだんもん)へ…
お出かけ時期や、雰囲気等の参考にしていただけたら嬉しいです。
階段を登りきると、間口20メートル、入母屋造りの「杏壇門」が。
写真は、湯島聖堂のほんの一部です。
これまで朱・緑・青などで彩色されていたものを黒漆塗りとしたのだそうです。
大成殿(たいせいでん)。 大成とは、孔子廟の正殿の名称。
※大成殿内部は土日・祝日に公開されているそうです。
とても大きな正殿。 間口(正面の幅)20m、奥行14.2m、高さ14.6mの入母屋造り。
屋根の上には、中国の想像上の霊獣・鬼龍子(きりゅうし)と鬼犾頭(きぎんとう)。
トラのようなのが鬼龍子(きりゅうし)。シャチホコっぽいのが鬼犾頭(きぎんとう)。
受験生の姿をちらほらと見かけます。
杏壇門の脇には絵馬掛けが。 絵馬は斯文会館(事務所)で購入可能。
土日・祝日には、大成殿でも販売しているそうです。
願い事が外から見えないようになっている2枚綴りタイプ。その為他よりちょっとお高めの800円。
お茶の水駅を出てすぐの聖橋を通り過ぎた所にある聖橋門。ここから入ると入徳門に。
この少し先には「西門」があり、入るとすぐ杏壇門です。
お茶の水駅のホームから見える「湯島聖堂の築地塀」
写真は2014年と2016年の間に撮ったものです。
緑が多く、木々に囲まれている湯島聖堂内ですが、あまり涼しくはありません。
全てが黒塗り… というのは珍しく、とてもシックで落ち着いた印象を受ける、少し不思議で、ちょっと新鮮な空間かもしれません。
参考・参照
▷ 史跡 湯島聖堂