御所のたたずまいが色濃く残る「仁和寺御殿」
皇室とゆかりの深い門跡寺院で、貴族の世界に触れる…
仁和寺「御室」の旧地に建つ「仁和寺御殿」と称される御所風の建築群。
皇族や貴族とのゆかりが深かったため「仁和寺御殿」と呼ばれています。
重要文化財である「本坊表門」が御殿の入口。
お出かけ時期、雰囲気等の参考にしていただけたら嬉しいです。
唐破風(からはふ)の様式を取り入れた御殿入口。
玄関先では御室流の生け花がお出迎えしてくれます。
襖絵には松の絵が部屋全体を囲むように描かれています。※福永晴帆作
南庭の西側に位置する「白書院」の額。
写真は、仁和寺御殿のほんの一部です。
四つの建物を鍵型につなぐ渡廊。
時代劇に出て来るような趣きのある"御殿回廊"が続きます。
白書院の前にある「南庭」と「勅使門」。南庭は広く、白川砂が見事。
こちらは宸殿(しんでん)の板戸。木に絵を彫り、それに着色しているようです。
宸殿(しんでん)横のお庭の… 色づいた木々(11月初旬)。
宸殿から見える「北庭」。ここからは五重塔が見えます。
宸殿の襖絵には、四季折々の情景が描かれています。こちらは冬の交野の「鷹野行幸図」。
北庭にも白川砂が敷かれています。
木々や池などがあり、華やかな印象を受ける北庭。
こちらは「霊明殿」へ向かう渡廊。霊明殿には薬師如来坐像が安置されています。
遼廓亭〜黒書院が位置する西側の裏庭にもモミジがたくさん。
帰る際に見える「本坊表門」と「二王門」。
写真は2014年11月に撮ったものです。
建物を繋いでいる御殿回廊を歩いていると、平安貴族の時代(時代劇に出て来る世界)にタイムスリップしたような気分になります。
参考・参照
▷ 世界遺産 総本山 仁和寺